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【産後の抜け毛】いつ落ち着く?抜け毛の原因とおすすめケア〜医師が解説

[2023年2月21日]  FAGA

MV

1.産後の抜け毛はなぜ起こる?その原因とは

1-1.女性ホルモンのバランスの変化

出産後、脱毛症状が起こることがあります。出産をした約半数以上の女性が経験すると言われる脱毛症状は、「分娩後脱毛症」あるいは「産後脱毛症」と呼ばれています。

その原因として妊娠・出産によるホルモンバランスの変化があげられます。女性ホルモンは2種類あります。

①エストロゲン(卵胞ホルモン)
②プロゲステロン(黄体ホルモン)

この2種類ホルモンは生理や妊娠、出産など女性の身体の変化をサポートするため大切な役割をもっています。その一方で、わずかな量で作用するため少しのバランスの乱れで体調が大きく左右されることもあります。

通常、月経周期に沿って、約2週間ごとに交互に優位になる働きを繰り返している2種類のホルモンですが、妊娠中は分泌が盛んになります。

妊娠中に増えたエストロゲンは、出産後、急激に減少し、それに伴いヘアサイクルが妊娠前の状態に戻り、妊娠中に抜けにくい状態であった髪の毛が抜け始めます。

そのせいで一気に髪の毛が抜け落ちてしまうような時期が発生します。

1-2.頭皮環境の変化

出産は女性の身体に大きな負担がかかります。さらに、完全に身体が回復する前に新生児の世話に追われ、以前との生活とは異なり自由にならない毎日が始まるでしょう。

体質が変わりシャンプーが合わなくなる、髪を洗う頻度が減り汚れや皮脂がたまるなど、様々な理由が重なることで頭皮環境にも影響がではじめることもあります。

1-3.ストレス

初めての出産であればこれまでの生活、環境の変化に戸惑うことも多いでしょう。2人目や3人目であれば上の子を見ながら赤ちゃんの世話をするなど、睡眠不足や不規則な生活が続くかもしれません。

ストレス、睡眠不足、バランスの乱れた食事、このような条件が重なってしまうと頭皮環境の悪化を招きますが、特に出産後はこのような条件が重なりやすく抜け毛が起こりやすくなります。

1-4.出産後のダイエットによる栄養不足

出産後、過度なダイエットをすることで栄養不足に陥り産後脱毛の原因となり、さらに症状が重くなることもあります。

出産後の身体の回復や、母乳で育てる方であれば母乳に栄養がいくため過度なダイエットで栄養不足、カロリー不足になりやすくなり髪の毛にまで栄養が届きにくくなります。

抜け毛症状を軽減させるためにも、バランスのいい食事や適正なカロリー摂取が理想的です。

2.産後抜け毛について気になること

2-1.いつから始まる?

個人差がありますが、産後2ヶ月、3ヶ月頃から抜け毛が気になりだす方が最も多いです。

女性ホルモンは妊娠中に多く分泌されるため毛髪の成長期が長くなります。このため妊娠中は、出産後とは逆に髪の毛が抜けにくくなります。出産後、女性ホルモンの分泌量が減ることで毛髪の成長期が終わり脱毛していきます。

このようなヘアサイクルの仕組みの関係で、出産直後から急に脱毛症状が始まるわけではなく、出産から少し経過してから始まります。

2-2.ピークはいつ頃?

産後4ヶ月~6ヶ月頃にピークを迎え、産後1年頃には徐々に落ち着いていきます。もちろん、抜け毛のピークや落ち着く時期にも個人差があります。

あまりに抜け毛が多いと、このままはげてしまうのでは?と不安に感じるかもしれませんが、一生続くものではありませんので安心してください。

2-3.産後抜け毛がない人もいるって本当?

半数以上の方が産後の抜け毛に悩むと言われています。中には特に気にならなかった、抜け毛の量の変化を感じることはなかったという方もいるのは事実です。

ホルモンバランスが産後脱毛症の主な原因となりますが、産後ホルモンバランスの変化が小さかった、または産後のストレスの影響を受けなかったなど、ヘアサイクルや頭皮環境が乱れる条件が少なければ脱毛症状もでにくいと考えられます。

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3.産後の抜け毛対策について

3-1.1日3食バランスよく食べる

ホルモンバランスの変化やストレスの他にも、食事や睡眠などを含めた生活習慣も髪の毛の健康に影響を与えます。

ゆっくりと食事や睡眠の時間を確保することが困難であることも多いかと思いますが、なるべく3食バランスの良い食事を摂るなどして体力をつけることで、発毛力の低下も防ぐことができます。

特にタンパク質は髪の毛の元となる大切な栄養素です。1日のタンパク質の摂取量を体重×1gを目安にするなど簡単な目標を設定し、不足しないようにするだけでもいいでしょう。

今ある健康な髪の毛を維持するためにビタミンやミネラルも積極的に摂取していきましょう。

3-2.できれば睡眠時間をたっぷりとる

身体同様、髪の毛も睡眠中に細胞分裂を繰り返し成長していきます。睡眠不足や眠りの浅さを感じるのであれば、自身の睡眠を見直してみることをおすすめいたします。

とはいえ慣れない育児で忙しい中、たっぷりと睡眠に時間をとるのは難しいかもしれません。睡眠時間だけにこだわるのではなく、短時間でも質のいい睡眠ができるよう、寝る前にはスマホを見ないなど工夫してみるのもいいでしょう。

3-3.肌に優しいアミノ酸系シャンプーを使う

出産前まで使用していたシャンプーが合わないと感じることがあれば、思いきって変えてみてもいいでしょう。

ホルモンバランスの変化により体質が変わり、以前使用していたシャンプーや化粧品が肌に合わなくなることは珍しいことではありません。

洗浄力の強いシャンプーは頭皮への刺激や乾燥の原因となります。

抜け毛が気になる期間だけでも、肌に優しいアミノ酸系のシャンプーのような低刺激で洗浄力の優しいものに切り替えるなど、こういった対策も脱毛症状の軽減に効果が期待できます。

また、刺激にならない程度の育毛剤を試してみるなど、自身に合ったヘアケアを見つけていくこともおすすめです。

3-4.サプリメントを飲んでみる

食事からタンパク質をはじめとする栄養素を摂り、髪の毛に栄養を届けることが大切ですが、どうしても難しい時はサプリメントやプロテインなどを利用しましょう。

理想は3食バランスよく、ではありますが、そのことがストレスになってしまうのも良くありません。忙しい時はあまり悩まずに、一時的に補助食品を上手に取り入れていくといいでしょう。

4.産後抜け毛におすすめの髪型

4-1.ショート

生え際や分け目の薄さが気になる方におすすめなのは、ショートです。なんといっても乾かす手間が省け時短になります。

4-2.ボブ

世代を問わず定番人気のボブヘア。妊娠中にロングヘアからボブヘアにする方も多いかもしれません。

やや長さを残すミディアムボブにすることで、育児や家事をする際に邪魔になれば結ぶこともでき、お出かけの日は様々なヘアアレンジもできます。

4-3.ロング

ロングヘアは扱いやすく、サッと簡単にまとめることもできます。ボブやショートヘアに比べ、髪型のフォルムを維持しやすいため、美容室へ行く時間がなかなかとれない方にもおすすめです。

4-4.前髪が薄くなってしまったら・・・

産後脱毛症だけでなく、女性の薄毛症状(FAGA)でもご相談の多い、前髪の薄さが気になるというお悩み。

生え際や分け目部分は元々薄くなりやすい(薄くみえる)ため、分け目を変えてみるのも効果的です。また、髪の毛を過度に引っ張るような髪型は避けましょう。

5.産後の抜け毛は一時的なもの!どうしても不安ならクリニックで相談を

髪の毛が大量に抜け落ちるということがあれば、誰しも驚き不安に感じるでしょう。産後脱毛は一時的なものであり、一生続くものではないので安心してください。

主な原因はホルモンバランスの変化によるところが大きいため、個人差も非常に大きく悩みも様々です。

ホルモンの影響は自身でのコントロールが困難ではありますが、ストレスや生活習慣、ヘアケアなど、見直せる部分だけでも対処することで脱毛症状のある程度の抑制につながります。ご家族と協力しながら、ご自身の負担にならない範囲で試してみてください。

また、脱毛症状がなかなか改善されないなど、産後脱毛症に関して不安に感じることがあれば、専門のクリニックに相談してみましょう。

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