薄毛になったら坊主にする? しない?
髪が薄くなってきて、短髪にして目立たないようにしようと思う方も多いのではないでしょうか。そして、中途半端な短髪よりもいっそのこと坊主にすればよいのでは?と思う方も。実際、海外の俳優さんに目を向けると、坊主にすると薄毛が目立たなくなるばかりか、逆に男らしさが表に出たりして、カッコよく見えるケースもありますよね。そこで今回は、薄毛に悩む方に坊主にするべきかどうかについてお伝えします。
薄毛隠しに坊主は有効か?
もし自分が薄毛になってしまったら、あなたはどうしますか?
ひと昔前ならカツラや増毛手術を受けるという選択肢が主流でしたが、坊主頭が市民権を得てきた昨今では、無理に薄毛を隠したり、増やしたりするのではなく、薄毛を坊主にして目立たなくしようという男性も増えてきています。
ただ、誰もが坊主にしておしゃれになるかと言えば、決してそうではないのが坊主頭の難点です。そこで、坊主をおしゃれに見せるポイントや、似合う人と似合わない人の違い、坊主にするメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。
おしゃれ坊主の条件
ひと口に坊主といっても、お坊さんのようにツルツルなものから、スポーツ刈りに近いようなものまで様々です。薄毛を隠したい場合、薄い部分とそうでない部分の差が分からない長さを見極める必要があります。個人差はありますが、だいたい3~6㎜以内の長さにしておくと、比較的その差が目立ちにくくなるようです。また、頭頂とサイドの長さにメリハリをつけると、よりおしゃれな印象になりますし、ひげやメガネでアクセントをつけてみたり、髪色を明るくしてみたりすると、さらに「おしゃれ坊主」に近づくケースもあります。
坊主が似合うのはどんな人?
ハリウッド俳優のブルース・ウィルスやニコラス・ケイジなどは、薄毛でもかっこいいですよね。薄毛というわけではありませんが、日本人でも市川海老蔵さんやイチロー選手、松本人志さんなどからは、坊主頭でも洗練された印象やおしゃれ感を受けます。 逆に、子役時代のえなりかずきさんや、カラテカの矢部太郎さんも坊主頭ですが、カッコイイというよりは、可愛らしいといった印象を受けますよね。 では、カッコよく見える人と、可愛くなってしまう人では、いったいどこが違うのでしょうか?
薄毛でもかっこいい人や坊主が似合う人の特徴として、一つには顔の彫りが深いことが挙げられます。そう考えると、欧米人に坊主が似合うことに納得がいきますね。さらに、首が太く、たくましいことも坊主頭をかっこよく見せる一因だそうです。えなりくんや矢部さんが可愛い印象に見えてしまう要因は、ここの部分かもしれません。また、頭の形が良くなかったりあごのラインがシャープでなかったりすると、なかなかおしゃれには見えないそうです。
AGA(男性薄毛治療)はこちら坊主にするメリットとデメリット
ここまで、おしゃれ坊主にみえる前提について見てきましたが、別におしゃれでなくても薄毛対策になればそれで良いという人もいることでしょう。そういう方にとっては、坊主に踏み切るかどうかの決め手として、坊主にすることのメリットとデメリットが気になるところかもしれません。
・坊主にするメリット
坊主にするメリットとしては、寝癖が付かず、ヘアセットの手間が省けたり、散髪代も安く済んだりするといった点が挙げられます。そして、清潔感があり誠実な人柄にも見られがちです。ただし、印象に関してはその人の雰囲気にもよりますので、逆に怖く見られるとか年相応に見えない場合もあるので、一概にメリットばかりとは言い切れないので、自身の顔立ちや雰囲気とあわせて検討する必要があります。
・坊主にするデメリット
次に、坊主にするデメリットについて見ていきます。坊主頭は一見手間のかからないヘアスタイルに見えますが、二週間に一度は散髪しないと不格好になりがちです。また、地肌が紫外線や寒さの影響を直接受けてしまうため、それらの刺激から頭を守る対策も必要になってきます。さらに学生っぽい印象が強いためか、社会人としては不適切ととらえる見方もあるようです。そして前述のとおり、良い印象になれば良いですが、そうでない場合もありますので、ご注意ください。
坊主以外の薄毛対策は?
以上のポイントを踏まえて検討した結果、どうしても坊主には踏み切れないという人の場合、薄毛対策として他にどんなことが考えられるでしょうか。
かつらや植毛、増毛に抵抗があるようなら、AGAのクリニックに相談するのが良いかもしれません。AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略称で、日本語にすると「男性型脱毛症」のことです。AGAは命に係わる疾患ではないものの、進行性のため何もしなければ脱毛を食い止めることができません。
現在のところ、この脱毛症については全てが解明されているわけではなく、完治させるまでには至っていません。ですが、クリニックにかかれば進行を遅らせたり、薄毛を改善したりする投薬治療などを施してもらえます。継続的な通院や投薬が必要になりますが、少しでも脱毛を食い止めたい方にとっては相談してみる価値はありそうです。
薄毛の原因は?
薄毛は、男性ホルモンの影響や生活習慣の乱れに原因があるとされています。また、遺伝的要素も強いとされており、母方の祖父が薄毛の場合は特に薄毛になる確率が高いそうです。こうした要因の中で、自力でなんとかできるのは、生活習慣の改善しかありません。ストレスや飲酒・喫煙・脂っこい食事などは、薄毛を進行させる大きな要因となります。
また、髪の洗いすぎや洗わなさすぎも頭皮にとっては大きなダメージとなります。皮脂を洗い流しすぎない成分のシャンプーを選び、優しく洗うことを日々心掛けましょう。食事でも塩分や糖分、脂質の多いものは避け、タンパク質やビタミン、ミネラルを多く含んだ食物を積極的に摂取するのが良いとされていますので、これらの栄養素をバランスよく摂れる食事を心がけたいですね。
薄毛が及ぼす精神的影響
頭で、欧米人は薄毛でもカッコ悪く見えないとお伝えしましたが、それは単に彫りの深い顔立ちや逞しい首元、頭の形の良さだけではないのかもしれません。というのも、彼らは薄毛だからと気後れすることがないように思えるからです。
日本では、薄毛であることで少し自信を失ってしまい、悲観的になったり、自虐的になってしまったりしている男性も少なくないように思えます。
印象の違いについて検証するために行ったある実験によると、薄毛の人が猫背だと、まるでおじいさんのような弱々しい印象になるものの、肩を広げて堂々とするだけで、同一人物とは思えないほど魅力的な印象になるそうです。
このことから、薄毛をネガティブに捉えて悩むのではなく、逆に薄毛を気にせず堂々としていることが、薄毛対策にとって大切なことなのかもしれません。
まとめ
ここまで見てきたように、男性にとって薄毛の問題は切実な反面、坊主頭にする などのやり方次第では逆に魅力的にもなれる可能性もありそうです。そして、人の印象は髪の毛だけではなく、その人の全てに対して持たれるものなので、薄毛をただ嘆くのではなく、それをきっかけに変われること、そして自虐ではなく自信を持って向き合うこと。
そいうことの繰り返しで、男性としての魅力アップにもつながります。薄毛が気になり出したタイミングで、ヘアスタイルだけでなく、ファッションや立ち居振る舞いなども含めて、新しい自分を見つけてみてはいかがでしょう。
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