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【医師が解説】牽引性脱毛症とは?なりやすい人は?原因と治療法を紹介!

[2024年8月2日]  FAGA

牽引性脱毛症とは

1.牽引性脱毛症とは

1-1.抜け方の特徴・症状

牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)とは、ヘアスタイルなどにより髪が引っ張られることで、頭皮や毛根に物理的な負荷がかかり、髪が抜ける症状のことを言います。また、血行不良によって髪の成長の妨げにもなります。

遺伝やホルモン、ウィルスなどが原因ではなく、一過性の症状であるため放置しても進行しません。しかし、原因を知るなどの改善を怠ると抜け毛が増え続ける可能性があるので注意が必要です。

牽引性脱毛症の症状として、生え際や分け目が目立つようになるということがあります。髪をまとめたときに引っ張られやすい部分の頭皮の負担が大きくなり、症状に繋がります。

同じヘアスタイルを続けることで同じ部分の頭皮へ負担がかかり、部分的に髪のボリュームが減り、切れ毛や枝毛などが増加するといった特徴もあります。

1-2.男性よりも女性の発症率が高い

牽引性脱毛症は、髪の毛を強く引っ張るヘアアレンジ、ヘアアイロンやエクステなどの使用頻度の関係から、男性よりも女性の発症率が高い症状と言われています。

1-3.子ども・10代・20代でも発症する

牽引性脱毛症は特にロングヘアの女性によく見られる症状であり、年齢に関係なく発症する可能性があります。

そのため、ポニーテールや三つ編みなどのスタイルをよくされる方であれば、若い方でも牽引性脱毛症になる可能性があります。

中学生や高校生は薄毛と無縁のように思えるため、発見されたときにショックを受けるかもしれません。しかし、牽引性脱毛症は10代でも珍しいことではなく、校則や部活動などで日常的に髪の毛をまとめる必要があることなどもあり、発症しやすいとも考えられます。

1-4.牽引性脱毛症の見分け方

✔髪の根元に毛包(白い塊)がついている
自然に抜け落ちた髪の毛は根元が黒い色をしていますが、牽引性脱毛症を発症している場合には、抜け毛の根元に白い毛包が付着しています。

強い力で髪の毛を引っ張ると、髪の毛をサポートしている毛包まで一緒に抜けてしまいます。

✔髪の根元のふくらみが変形している
抜け毛の根元にヒゲ根が付着しているのも、牽引性脱毛症の特徴です。髪の毛が強く引っ張られたことで毛球が変化した可能性があります。

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2.牽引性脱毛症の原因

牽引性脱毛症の原因

2-1.頭皮を引っ張るような髪型

髪の毛が強く引っ張られるヘアスタイルを習慣的に行うと、頭皮の血行が悪くなり、髪への栄養の供給が不足して抜け毛が増え、牽引性脱毛症を引き起こしやすくなります。ポニーテール、お団子、きつい三つ編みやオールバックなどは注意が必要です。

このようなヘアスタイルをした後は髪をゆるくまとめるなど、頭皮を休ませてあげると良いでしょう。

2-2.エクステ

エクステ(ヘアエクステンション)着用中は、毛髪が引っ張られる力が頭皮に加わり、負担となります。

長期間や大量の使用は控える、エクステをつけたまま強くブラッシングは避けるなど工夫をしながら使用すると良いかもしれません。

2-3.ヘアアイロン

ヘアアイロンやカールアイロンは高温の熱を加えながら髪の毛を引っ張り、ヘアスタイルを作っていきます。髪の毛や頭皮の健康面から考えると、それだけダメージを加えることになってしまいます。

ヘアアイロンは、さまざまなヘアスタイルを自由に作ることができ、大変便利なアイテムではありますが、日常的な使用は牽引性脱毛症の原因にもなり得るため、可能であれば使用しない日を作るなどしてみましょう。

3.牽引性脱毛症の予防方法

3-1.毎日同じ髪型にしない

牽引性脱毛症の発症の要因として、部分的に髪が引っ張られ続けることで負担が大きくなるということが挙げられます。

それを防ぐためにも、同じ髪型を続けるのではなく毎日髪型を変えるのがおすすめです。

3-2.髪の毛はゆるく結ぶ

きつく結ぶだけでなくゆるく結ぶなど様々なヘアスタイルに挑戦し、頭皮を休ませることが大切です。

髪と頭皮に負担をかけない時間を作りましょう。

3-3.ヘアアイロンを使わない日を作る

ヘアアイロンは高温な熱を利用し髪の毛を整え、さらに髪の毛を引っ張りながら使用します。

毎日使用している方も多いかと思いますが、縮毛矯正やパーマをかけるなどもおすすめです。

ワックスやムースを使用し髪型を整えられるため、ヘアアイロンを使う頻度を減らすことができるでしょう。

3-4. 頭皮マッサージで血行を促進する

ご自身でできる簡単な頭皮マッサージをするのもおすすめです。

シャンプーの最中やドライヤーで髪の毛を乾かした後、または寝る前など頭皮が清潔なタイミングで行うようにしましょう。

ダメージを受けた頭皮を休憩させ、血行を促進し頭皮に栄養がいきわたるようになると、健康な髪の毛が育つようになります。

4.牽引性脱毛症の上手な隠し方

牽引性脱毛症の上手な隠し方

4-1.髪型を変えてみる

ヘアスタイルを工夫してみるといいですね。ポニーテールなどの髪型によって部分的に毛が薄くなったときは、地肌を隠すように髪の毛をおろすなどして対応しましょう。

髪をひとつに結んだヘアスタイルをした際にこめかみ周辺の生え際が気になるときは、サイドバング(前髪とサイドの髪の間)を多めにとると隠しやすくなります。

4-2.帽子やヘアアクセサリーを使う

帽子やヘアアクセサリーで薄毛の気になる部分を隠すのもおすすめです。柔らかい素材のヘアバンドやターバンを使えば、おしゃれを楽しみながら自然に分け目をカバーできます。

4-3.ウィッグを使う

ウィッグの使用でも薄毛を短時間でカバーできます。ウィッグを使用する際は、自毛を引っ張りながらウィッグを留めると薄毛が悪化してしまう恐れがあるため、十分に注意しましょう。

5.牽引性脱毛症の治療方法

牽引性脱毛症は、物理的なダメージから発症する脱毛症であるため、脱毛を防ぐ、または発毛を促す薬が必ずしも有効的とは言えません。

物理的刺激の原因を除去することをまず優先し、発毛を促していくことが大切です。

また、薄毛治療のサポートをするため、ミノキシジル外用薬や薬液を部分的に注入するメソセラピー治療などを使用すると効果的である場合もあります。

6.牽引性脱毛症以外の脱毛症

牽引性脱毛症以外の脱毛症

6-1.びまん性脱毛症

女性が発症する脱毛症の中でも特に多いと言われている脱毛症が、びまん性脱毛症です。

食生活の乱れによる栄養不足やストレス、血行不良、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因で引き起こされます。発症に年齢はあまり関係なく、若い女性に発症することもあります。

症状の特徴として、頭部全体の髪の毛が薄くなっていきます。髪の毛の本数が減少する、1本1本が細く弱々しくなったりするなど、頭皮が透けて見えるようになるケースもあります。

6-2.脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)とは、脂漏性皮膚炎から起こる脱毛症のひとつです。

脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌が原因となり頭皮がべたつき、ニキビ、炎症、湿疹などを招きます。その結果、頭皮環境が悪化し、抜け毛が進行してしまうことを脂漏性脱毛症といいます。

高温・多湿で紫外線が強くなる夏の時期は、症状が悪化する方も少なくありません。

6-3.粃糠性脱毛症

粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)は、頭皮の炎症やフケの影響で全体的に髪が薄くなっていきます。パラパラと乾いた大量のフケや頭皮のかゆみを伴う脱毛症です。

フケが詰まるように毛穴の周辺を塞ぎ、脱毛に至ります。

誤ったケア方法は症状を悪化させる危険性があるため、早めのクリニック受診をおすすめいたします。

6-4.円形脱毛症

円形脱毛症は、部分的に髪の毛が一気に抜け落ちてしまう症状が特徴です。

免疫機能の異常により、身体が自分の髪の毛を異物と認識し、攻撃することで発症すると考えられていますが、実は円形脱毛症の正確な原因は判明していません。

6-5.AGA(男性型脱毛症)

進行性の薄毛、抜け毛症状のある男性の脱毛症です。

AGAによる薄毛の原因は未だ特定されていません。主な原因は男性ホルモンや遺伝と言われていますが、薄毛が進む原因として、加齢やストレス、食生活、喫煙なども関わっていると考えられています。

様々な原因が混在して起こるため、治療には原因の分析が重要となります。原因を見極めたうえで、適切な治療法を行う必要があります。

また、女性の脱毛症の場合はFAGAと言います。

7.牽引性脱毛症による抜け毛が気になる方は東京ワンダークリニックまでご相談ください

牽引性脱毛症とは、髪の毛が強く引っ張られ、頭皮に負担がかかり部分的に脱毛を引き起こす脱毛症です。

頭皮が引っ張られることで発症するため、小中学生のお子さんや、若い世代でも発症する可能性があります。

牽引性脱毛症を疑い、頭皮の負担を軽減するなどの対処をしてみても症状の改善が見られない場合、他の脱毛症が原因である可能性もあります。

脱毛症は自己判断するのは難しく、また様々な要因が絡んでいるケースも多く、専門医による原因の見極めが重要になります。脱毛症状がある際は、早めにクリニックまでご相談ください。

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