医療脱毛で効果がわかる回数は?医療脱毛とエステ脱毛の違いも解説
「医療脱毛に興味はあるけれど一体何回通えば効果を感じられるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。ここでは医療脱毛の効果を感じられる回数をはじめ、医療脱毛とエステ脱毛の違いについても解説します
医療脱毛の効果はいつから実感できる?1回でも効果あり!?
1回の施術でも十分高い効果を感じられる方もいるという医療脱毛。その理由は全身に生えている体毛が、成長期・退行期・休止期と呼ばれる3つの段階を繰り返しながら生えているからです。
この3つの段階のうち成長期にあたる体毛は、毛を作る細胞が活発に動いているためメラニン色素が濃くハッキリ表れています。医療脱毛で使用するレーザーによっては、この黒くて濃い色素に反応するものもあるため、1回の施術でもある程度効果を感じられる方もいるのです。
しかし、毛の成長が止まる退行期や休止期に入った体毛は色素が薄く、医療脱毛器もあまり反応してくれません。このように1回きりの脱毛では、成長期・退行期・休止期すべてのムダ毛を脱毛するのが難しいのが現状です。
そのため、一般的に医療脱毛は毛の成長サイクルに合わせて、ある程度間隔を開けながら施術を受ける必要があると言われています。
部位別!医療脱毛の回数について
医療脱毛を1回受けるだけでは不十分であることがわかりました。それでは、実際に医療脱毛を何回くらい行うと、自己処理がいらなくなるか、その目安を確認していきましょう!
■全身:8回ほど
■顔:8回ほど
■ワキ:3~5回ほど
■VIO:5~6回ほど(I・0ラインは6~8回程度かかることも)
■腕・足:5~6回ほど
■お腹・背中・胸:5~6回ほど
■お尻:5~6回ほど
脱毛の回数は個人差がありますが、全身や顔は8回程度、その他の部位はだいたい5回ほどの施術で高い効果を感じられる可能性が高いです。産毛も見えないくらいツルツルにしたい!という方は上記の回数にプラス2回くらい必要になると覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、当クリニックで導入している最新の脱毛機器、「メディオスターnext」なら、毛を生やすために必要な「発毛因子」を出すバルジと呼ばれる部位に、ダイレクトにレーザーを照射するため、平均5~6回必要になるVIOラインも、個人差はありますが、4回程度で脱毛することが可能です。
ただしどの部位の脱毛でも、医療脱毛で必要な回数は人によって異なりますので、詳しく知りたい方はカウンセリングの際に医師に尋ねてみてくださいね。
医療機関の脱毛は永久脱毛できる?
医療機関が行う医療脱毛では「永久脱毛」という言葉を使うことが可能 です。逆に医療機関以外のサロンでは「永久脱毛」という言葉を使うことができませんし、行っている「光脱毛」は永久脱毛ではありません。しかし注意したいのは、その「永久脱毛」の意味についてで、「永久脱毛」=「永遠に毛が生えてこない」という意味ではないのです。
米国電気脱毛協会(AEA/American Electrology Associationの略)や、アメリカの食品医薬品局(FDA/Food and Drug Administrationの略で、日本でいう厚生労働省)は、永久脱毛を以下のように定義づけています。
・最後に脱毛してから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である
・3回の施術後、6ヶ月経った時点で67%(3分の2)以上の毛が減っている
このように、「永久脱毛をすれば永久に毛が全く生えてこない」というわけではありません。永久脱毛と聞くと、どうしても「永遠に毛が生えてこない」ことを想像してしまいがちですが、永久脱毛をしても毛が生えてくるケースがある、ということを理解しておく必要があります。
永久脱毛したのに効果が出ない理由
医療脱毛をしたのに効果を感じられない方は、回数が足りていなかったり、毛周期のサイクルに合っていないタイミングで通院していたりする可能性があります。
また、本来であれば強い出力でレーザーを照射できるはずなのに、日焼けしていることで脱毛器の出力を上げられず、十分な効果が得られないことも考えられます。せっかくお金と時間を使って医療脱毛に通うなら、最大限の効果を感じたいですよね。
そこで医療脱毛の効果をあまり感じられない際の対処法をご紹介します。
医療脱毛の効果が感じられない場合の対処法
・施術のタイミングを見直す
一般的に医療脱毛は、毛周期のサイクルに合わせて施術していきます。2回目以降の施術の時期については、クリニックから「次はいつくらいに来てください」と説明されることが多いです。
きちんと言われたとおりに来院しているのに脱毛効果が感じられない場合は、毛周期のサイクルと施術のタイミングが合っていない可能性も考えられるので、その際はすぐにクリニックに相談してください。
・脱毛後は肌の乾燥や日焼けに注意する
医療脱毛後に日焼けや肌が乾燥した状態が続いてしまうと、次の施術の時にレーザー脱毛機の出力を通常のパワーより下げることになる可能性があります。また、日焼けした肌に脱毛器をあててしまうと、肌のメラニンにレーザーが反応してしまい、肌トラブルを招く恐れがあることから、施術自体を受けられないケースもあります。
せっかく定期的に医療脱毛を行っていても、日焼けしたことでスムーズに施術が受けられなかったり、十分な効果が得られなかったりすることがありますので、医療脱毛を受けている期間は、日焼け対策や肌の保湿を必ず行うようにしましょう。
妊娠中や白髪が生えている部分への医療脱毛はNG!?
妊娠中は、ホルモンバランスが変化しやすく肌トラブルも起こりやすいため、妊娠中の脱毛を実施していないクリニックが多いです。また、ホルモンバランスが安定しないことから、妊娠中に突然毛深くなることもありますが、これはあくまで一時的なものとお考えください。産後に自然と改善される方が多いので、妊娠中に毛が濃くなってもそれほど心配する必要はありません。
次に、白髪と医療脱毛の関係性について。医療脱毛で使用されるレーザー機器は黒い毛に反応してムダ毛を減らしていくため、白髪には期待しているような効果を得られない可能性が高いです。レーザーではなく針脱毛であれば白髪でも効果がありますので、脱毛したい毛の一部が白髪になっていて悩んでいる方は、針脱毛を扱っているクリニックに相談しましょう。
知っておきたい!医療脱毛とエステ脱毛の違いとは?
国家資格を持つ者が医療機関で行う医療脱毛と、無資格でも施術ができるエステ脱毛。医療脱毛器を使用する医療脱毛と、光脱毛器で行うエステ脱毛には一体どんな違いがあるのでしょうか。
以下の表に違いをまとめましたので、それぞれの違いについて見ていきましょう!
医療脱毛 | エステ脱毛 | |
---|---|---|
施術する場所 | 医療機関 | エステサロン 脱毛専門店など |
脱毛回数 | 5~8回程度 | 10~18回程度 |
費用 | 全身脱毛5回:13~20万程度 | 全身脱毛12回:20~30万程度 |
脱毛期間 | 約1年 | 約2~3年 |
痛み | 強い痛みを感じる場合がある | 医療脱毛に比べて痛くないケースも |
施術を行う人の資格 | 国家資格保持者しか施術を行えない | 無資格者でも可能 |
医師の診察 | 有り | 無し |
肌トラブルへの対応 | すぐに相談可能 | 店舗での対応は不可 |
エステ脱毛は、医療脱毛に比べて安いと思われがちですが、エステ脱毛でも回数が増えるほど高額になる傾向にあります。月額数千円で通い放題!などのキャンペーンを行っているところも多く、一見お得に見えますが、長い目で見ると実はお金がかかっていた!なんてことも。
それに比べ、医療脱毛は医師の診察のもと、安心して施術を受けることができることに加え、万が一の時の肌トラブルにも対応してもらえます。また、脱毛回数もエステ脱毛に比べて少なく済み、施術期間も短いのがメリットです。
良いこと尽くしのように見える医療脱毛ですが、唯一ネックになりそうなところは、人によって痛みを強く感じてしまうことでしょうか。クリニックによって痛み対策を講じているところもありますが、どうしても痛みを感じてしまうケースもあります。そのような時にはクリニックに相談してくださいね。
ちなみに、当院では従来の医療レーザー脱毛ではなく、比較的痛みを感じにくい「メディオスターnext」を使用した脱毛を行っていて、かつ痛みに弱い方に向けて「リラックスガス麻酔」を用意していますので、痛みが不安という方でも施術を受けていただけるので安心してくださいね。
まとめ
医療脱毛で効果の出る回数は部位ごとに異なります。今回ご紹介した回数を目安に、どのくらい通う必要があるのか、そしてどうすれば効果的に施術を受けられるのかを把握して、状況にあった脱毛を選びましょう。医療脱毛とエステ脱毛の違いを見ると、医療脱毛にはたくさんの魅力がありそうです。是非今回の記事を参考に、納得のいく脱毛を検討してみてくださいね。
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