新常識?介護脱毛とは
1.介護脱毛とは
1-1.老後の介護を見据えたデリケートゾーンの脱毛
介護脱毛という言葉を最近よく耳にするようになりました。介護脱毛とは、介護されるかもしれない将来を想定して、アンダーヘアを脱毛しておくことです。
アンダーヘア脱毛はVIO脱毛と呼ばれ、Vはビキニライン、Iは性器周辺、Oは肛門周辺のことを指します。
1-2.40代・50代女性に人気が高まっている
介護する側の方の負担を少しでも減らしたいという思いから人気が高まっている介護脱毛ですが、特に40代、50代女性に人気が高まっています。
40代頃から親の介護が現実的になり、自身の介護についても考えることが増える時期ということもあるでしょう。
実際に当院でも、40代以降の年代で脱毛を希望し来院される方が増えています。
1-3.全ての毛をなくすこともデザインすることも可能
医療脱毛によるVIO脱毛では、完全に無毛にする、形を整える程度、又は毛量を減らすだけなどご自身の希望あわせて脱毛することが可能です。
カウンセリング時に相談し、希望を伝えておくと良いでしょう。
2.介護脱毛のメリット
2-1.介護者の負担を減らせる
介護が必要になると、自分でトイレに行くことやふき取りができないなどの理由から、排せつ介助が必要になることもあります。
アンダーヘアがない状態であればオムツ交換の際に時間の短縮になる、など大きなメリットになります。
2-2.デリケートゾーンを清潔に保てる
年齢を重ね介護が必要になった方は免疫力が低下していることも多く、皮膚を清潔に保つことは大切です。
デリケートゾーンが清潔に保たれていない場合、感染症や臭い、かゆみやかぶれ等の皮膚トラブルの要因になります。
アンダーヘアがない状態であれば、オムツなどを使用することになった際、介護を受ける側にとっても気持ちよく快適に過ごすことができますね。
2-3.肌トラブルを予防できる
排せつ物が絡まる、ふき取り切れないなど、こういったこともアンダーヘアがない状態であれば回避できます。
排せつ物を残したままにしておくことはもちろん清潔とは言えません。付着した汚れを取る際に肌を傷めることもあるうえに、肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。
医療レーザー脱毛(女性)はこちら3.介護脱毛のデメリット
3-1.脱毛後はアンダーヘアを元の状態に戻せない
脱毛には大きく分けて医療脱毛とサロン脱毛の2種類があります。将来のことを考えての脱毛となると、一時的な脱毛効果(また生えてくる可能性が高い)であるサロン脱毛よりも、永久脱毛ができる医療を選ばれることをお勧めしますが、注意点もあります。
医療脱毛は有資格者が施術を行う医療行為になり、毛の発毛組織に出力の高いレーザー照射をあてることで脱毛効果を得ます。
毛の発毛組織そのものを破壊するため、脱毛を終えたあとはその部位から毛が生えてくることはありません。
そのため、脱毛してしまったけどやっぱり毛を生やしたい、といったことは不可能であるということになります。デザインを変えたい、無毛であることが恥ずかしくなってきた…といった際にも毛を生やすことはできないのです。
3-2.脱毛時には多少の痛みが生じる
医療脱毛には熱破壊式脱毛、蓄熱式脱毛という脱毛方式があり、クリニックによって使用機器は異なります。
一般的には、じんわりと温めながら照射していく蓄熱式脱毛であれば、それほどまでに痛みを感じることはないと言われていますが、介護脱毛で脱毛するデリケートゾーンは他の部位よりも痛みを感じやすい部位とされています。
痛みの感じ方には個人差がありますが、VIO(デリケートゾーン)は皮膚が薄く毛は太く、神経や血管が集中している部位であるためです。
医療脱毛では麻酔の用意があるため、不安な方は事前にクリニックに相談すると良いでしょう。
3-3.脱毛には時間や費用がかかる
医療脱毛は一回では終わりません。どの程度まで脱毛を希望されるかにもよりますが、数週間~1ヶ月程の間隔をあけてレーザー照射を受け、脱毛完了までは数か月~1年期間を見ておく必要があります。
費用も時間もかかり負担に感じてしまうかもしれません。自身にとって本当に必要であるのか、メリット・デメリットを知ったうえで検討されると良いですね。
4.介護脱毛について気になること
4-1.介護脱毛は自分でできる?
剃毛や脱毛クリームなどを使用し脱毛することは可能です。ですが、それは一時的な脱毛効果が得られるだけであり、毛はまた生えてきます。また、自己処理を行うことにより皮膚を傷つけ、炎症など肌トラブルにつながることもあります。
医療脱毛であれば毛が生えてくる発毛組織そのものを破壊していくため、定期的に自身で処理をする必要もほとんどなくなります。
4-2.介護脱毛は男性でも受けられる?
介護脱毛はもちろん男性も受けることができます。男性の場合はデリケートゾーンの脱毛に加え、介護されることを想定したヒゲ脱毛をされる方も多くいらっしゃいます。
※東京ワンダークリニックでは男性のVIO脱毛は行っておりません。
4-3.介護脱毛は白髪でもできる?
介護脱毛は可能であれば白髪になる前に行うことをおすすめいたします。医療脱毛は熱破壊式脱毛と蓄熱式脱毛の2種類があると前述しましたが、熱破壊式脱毛では白髪の脱毛を行うことができません。
熱破壊式脱毛は毛に含まれるメラニン色素(黒色)に反応させて脱毛を行うため、白髪であると色素がないため反応させることができません。
白髪が多いことでお悩みの方は、白髪でも脱毛可能である蓄熱式脱毛を選ぶと良いでしょう。蓄熱式脱毛ではメラニン色素に反応させるのではなく、毛を作りだす元になる「バルジ領域」にダメージを与え脱毛効果を得るため、毛の色が黒でも白でも関係なく脱毛が可能です。
クリニックによって使用脱毛機器は様々ですので、事前にクリニックに問い合わせ使用する脱毛機器(脱毛方式)を確認しましょう。
4-4.介護脱毛はどこまでするべき?
介護を受ける際の介護者の負担を軽減したいという目的だけで考えてみると、VIOすべての毛を脱毛することが良いのかもしれません。
ですが、完全に毛を失くしてしまうことに抵抗があるのであれば、無理にはおすすめいたしません。Iライン、Oラインだけはすべて脱毛し、Vラインは少し残すなど、細かくデザインすることもできます。
医療脱毛を受け脱毛が完了してしまうと、元の毛量に戻すことは不可能であるため、カウンセリング時に気になることや不安なことはすべて相談し、納得したうえで決めていきましょう。
4-5.介護脱毛はどんな体勢で受ける?
VラインやIラインの脱毛時は、仰向けになり軽く脚を開いた体勢、Oライン脱毛はうつ伏せや横向きで受けていただきます。またIラインでは施術を行う側の膝を立て外側に倒した状態で行います。
介護脱毛はデリケートゾーンの脱毛であるため、恥ずかしいと感じるかもしれませんが、紙ショーツやタオル等を使用し施術を行う部位以外の過度な露出をすることなどはありません。
また、無理な体勢で行うことはありませんのでご安心ください。スタッフが声かけをしながら脱毛を行っていくため、リラックスした状態で受けていただいて大丈夫です。
5.介護脱毛は早めに医療脱毛するのがおすすめ
40代、50代を中心に利用者が急増している介護脱毛ですが、脱毛に年齢制限はありませんので、気になる方はメリット・デメリットを確認したうえでご検討ください。
また脱毛方式によっては白髪の脱毛を行えないため、注意してください。
通いやすいクリニックでは白髪の脱毛は行えないと言われてしまい、遠いクリニックに通うことになってしまった…といったことを防ぐためにも、介護脱毛を検討されている方は早めにクリニックへ相談しましょう。
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